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  • プリムと同等の重さの計算


    プリム換算とは、Second Life のオブジェクトのウェイトを従来型プリムに置き換えて計算するメカニズムです。メッシュオブジェクトやプリム以外の物理形状を持つオブジェクトには全てプリム換算ウェイトがあり、それに基づいて土地区画やリージョン(地域)のプリム許容数に対するオブジェクトの負荷が算定されます。つまり、プリムに換算した場合のウェイトが 42 のオブジェクトは、42 個の一般プリムから成るリンク付きオブジェクトに相当します。

    このようにプリム換算するのは、ビューワ及びサーバーのリソースをメッシュオブジェクトと従来型プリムオブジェクトに公平に配分することにより、アップロード後のメッシュを使う場合でも、コンテンツ制作者がプリム効率の高いオブジェクトをデザインするように促すことが狙いです。

     

    仕組み

    Second Life では Second Life に存在するオブジェクトごとに、ダウンロードウェイト物理演算ウェイト、及びサーバーへの負荷という3つのパフォーマンス要因を比較します。これらウェイトの最も大きな値が、プリム換算値としてメッシュに割り当てられます。

    通常、ビューワに表示されるのはこのプリム換算値のみです。物理演算ウェイトを表示するには、「デバッグ設定」ウィンドウで「ShowAdvancedBuilderOptions」をTRUEに設定します。

    以下に、これらウェイトを種類別に簡単に説明します。詳細についてはそれぞれのリンクをクリックしてください:

    • ダウンロードウェイト:これはオブジェクトをダウンロードして表示するために必要な帯域幅に応じて異なります。オブジェクトが複雑で大きくなればなるほどダウンロードウェイトも増えます。複雑なオブジェクトの場合、モデルをアップロードする際に描画詳細度ごとに簡素化されたメッシュを作成・アップロードすることによって、ダウンロードウェイトを軽減できます。
    • 物理演算ウェイト:これはオブジェクトの物理モデルの複雑さによって決まります。メッシュの物理的複雑さを低減するには、モデルのアップロードウィンドウで分析ツールと単純化ツールを使い、自分で単純化モデルを作ってアップロードするか、制作ツールウィンドウの「特徴」タブで凸状の外殻構造など別の物理形状を選択します。車など乗り物の物理演算ウェイトは 32 以下であることが決まりですが、ダウンロードウェイトやサーバー負荷はそれを上回る場合があります。
    • サーバー負荷:これは Second Life のサーバーリソースにかかるオブジェクトの荷重を測るものです。多数のプリムから成るオブジェクトのうち、物理作用が有効になっていたり、スクリプトを含むものは、往々にしてサーバー負荷も高くなります。

     

    オブジェクトのプリム換算値

    インワールドに rez されたオブジェクトのプリム換算値は、そのオブジェクトを編集して制作ツールウィンドウを開くと表示されます。選択したオブジェクトとプリムの数に続けて、プリム換算値という 3 つ目の数字が表示されます。

    Image:Prim_equivalent weight.png




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